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理事

​前岡 範行

​まえおか のりゆき

昭和51年生まれ

高橋工芸株式会社 常務取締役 

ファイナンシャルプランナー

宅建マイスター・宅建士

NLPマスタープラクティショナー

 高橋工芸の前岡です。

 ローゼンに参加しようと思ったきっかけ・・・

 私は実は、もう一つ、空き家活用のNPOを運営しています、日本の法律では、3000万円の新築と100万円の築40年の中古住宅がおなじ法律=同じ責任となっています。空き家を不動産業のアプローチから携わろうとしたときに常に法律・業者免許が視界に入り、身動きが取れない事ばかりでした。

理事長その他初期メンバーと、初期メンバーには名を連ねていないながらも協力を約束してくださっている方々と2017年中ごろから会議を重ねていくうち、メンバーを見渡すと、不動産の仲介ではない軸で空き家、地域コミュニティの問題に貢献出来る新しい事業を創れるのではないか、という方向に話が進んいきました。

 その後、創るのであればNPO法人が最も適しているのではという事でまとまり、初期メンバーに名を連ねさせていただく事になりました。当初は、ビジネスモデルの刷新の相談を受けたことがきっかけでしたが、その後、勉強会になり、新しい働き方、ビジネスモデル、社会福祉等の話になり、メンバーも徐々に増えていきました。

 メンバーや、初期の理事とはなっていないにしても会合を重ねた皆さん全員が、「今後自分の業界にとってもとても必要性のある事になってくる」という事を体感されていました。時代は変わってきているように感じます。

 もともとは、行政、地域、民間の3者のプレーヤーによって地域コミュニティは良いバランスで保たれていたように思います。

 経済が成熟していく中で、業務を行政がどんどん担うようになり、それが膨らみ続けた結果、地方創生の名のもとに、地域の新しい名物の開発や地域の新しい観光名所等も行政が行うようになっています。それそのものは良い悪いは判断できませんが、その反対で、地域と民間が、人口減も大きく影響して地域自身の業務を担わなくなり、高齢化率が非常に進んでしまった私や私の仲間の家族の故郷、中山間ですら地域のコミュニケーションが寸断されている部分も散見するようになりました。

 私たちローゼンのメンバーは現在、20~40代で構成されていますが、一生懸命定年まで頑張ってこられた先輩方がその未来を不安に思ったり、現に困っておられるのを見ると、自分たちの将来はもっともっと、自力ではどうにもならない状況を担うプレイヤーも、使えるお金も減っている事が想像されます。

 少し考えれば、ほとんどの中山間地域では、未来からすれば、現在が最も人口が多く、最も平均年齢が若い。最も栄えているという事に気づきます。一年後の方が平均年齢、過疎化が進むのが既定路線かと思います。地域が担えることが減り、田畑や家屋が古くなる事は当然です。そのことを考えるにあたり、行動するなら今日が最も良いという風に考えています。

 ローゼンではまず、「今日が最も栄えている」という事をもっと参加してくださる方々と真剣に考え、その次に「どのような行動を起こすことが未来につながるか」という事を考えていきたいと思っています。

 ほとんどみんな、今を生きる事に必死ですが、10年、20年後を見据えて目の前の行動や繋がりを考えれば、まちを一変させる事や自身が成長する事も大いにあると考えます。幸い、福山市は大きな市で、沢山のまちがあります。小さな一歩、集落からでもいいので、前向きになりさえすれば、やれることはいくらでもある事を実践していきたいと思います。

 ローゼンは、高齢者の方々はもちろんですが、高齢者について考えておられる方々と連携していきたいと考えています。

弁護士、司法書士、行政書士、遺品整理、不動産、FP、保険業、コミュニケーション・・・日常の取引よりも法律関係や権利関係、近隣関係等、より高い技術レベルが必要とされることが多いのが、解決を困難にさせている部分だと思います。初期メンバーだけでも、豊かな老後を過ごすために必要な情報や法律的知識は集める事が可能です。

また同様に、高齢者の悩みを解決するためには、ご家族のお手伝いも必要です。おそらくローゼンの中心となる世代と同年代の方だと思うので、一緒に良い方法を考えていきたいと考えます。

​ まだまだ発足したばかりの法人ですが、理事はもちろん、関係する皆さまと力を合わせ、社業はもちろん、地域社会に貢献していきたいと考えておりますので、是非、ご参加いただけるだけで結構ですので、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

@2019 特定非営利活動法人ローゼン

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